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NTT Comがサーバーワークスと資本業務提携、AWS環境を利用したソリューションサービスを強化

NTTデータもサーバーワークスと資本業務提携、顧客のAWSクラウド化を支援

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は18日、株式会社サーバーワークスと資本業務提携すると発表した。NTT Comは、サーバーワークスの株式を第三者割当によって一部取得するという。

 NTT Comでは、クラウドサービス事業者として自らサービスを提供する一方で、既存のオンプレミス環境とクラウドを組み合わせたハイブリッドクラウド環境や、複数のクラウドサービスをシームレスに利用できるマルチクラウド環境の提供も手掛けるなど、多様なシステム環境をユーザー企業に提供してきた。

 今回は、Amazon Web Services(AWS)の導入において実績を持つサーバーワークスと提携することで、AWSを利用したハイブリッド/マルチクラウド環境の構築力強化を図るという。

 具体的には、Enterprise Cloud、Microsoft Azure、Google Cloud Platformといったクラウドサービスに加え、AWSを利用するハイブリッド/マルチクラウド環境を対象として、コンサルティング、移行・構築、運用などのソリューションサービスを強化するとのこと。

 また今後、両社の経営資源を活用することにより、さらに複雑化し多様化するICT環境へのニーズに連携して取り組み、ユーザー企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する考え。両社間で人材交流やノウハウ/スキルの共有を積極的に実施するほか、両社の顧客に対し、それぞれの強みである経営資源やノウハウを持ち寄り、ICT環境構築に向けた共同提案を行うとしている。

 なお同日、株式会社NTTデータもサーバーワークスとの資本業務提携を発表。NTTデータのシステム開発ノウハウや顧客基盤を生かすとともに、サーバーワークスのAWS導入実績ノウハウや機動力を利用し、AWSへのクラウド化支援を行っていくとのことだ。