ニュース

NTTスマートコネクト、オールインワン動画配信パッケージ「ビデオプラットフォームサービス」を提供

 エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(NTTスマートコネクト)は11日、動画配信サービス「SmartSTREAM」をリニューアルすると発表した。新たにオールインワン型の「ビデオプラットフォームサービス」をメニューに追加し、7月12日より順次提供開始する。

 ビデオプラットフォームサービスは、動画エンコード、コンテンツ管理、配信システム、再生プレイヤー、視聴解析など、動画配信に必要となる機能をインターネット上でワンストップ提供するもの。小規模な配信から、数万人規模の放送事業者向け配信まで広く対応し、大量アクセスや変動する視聴数に影響されることなく、安定してコンテンツを配信できるという。

 また、新規導入に向けたコンサルティングから運用までを、NTTスマートコネクトの技術者がサポートするほか、配信機能の中枢部分はNTTスマートコネクトの堅牢な自社データセンターが担当し、安定した高品質な配信を行える点が特徴とした。

 メニューとしては、一般的な動画配信に必要な機能をオールインワンパッケージで提供する「シンプルプラン」と、著作権保護などの追加機能を備えた「セレクトプラン」を用意する。

 具体的には、シンプルプランでは、映像コンテンツを配信用の形式に変換するためのエンコード機能や、Webブラウザ上での直感的な操作により、映像コンテンツを簡単に管理できるコンテンツ管理システム(CMS)、配信システムなどを一括して提供。また、Webサイトなどに埋め込む再生プレイヤーと、視聴結果を分析し、次回の映像コンテンツの内容・配信時間帯などのマーケティングに活用できる視聴解析機能も提供される。

 セレクトプランでは、シンプルプランの機能に加え、ライブ開始時間を過ぎても追いかけ再生での視聴が可能なライブ映像録画(DVR)機能、配信動画に対して著作権保護をかけ、違法コピーや流出を防ぐ著作権保護(DRM)機能、広告挿入機能などを利用できる。

 価格(以下、すべて税別)は、シンプルプランの場合、初期費用が5万円、月額費用が4万8000円。ディスク容量が100GB、再生回数が1000回、配信流量は無制限(共用2Gbps以内)で、最低契約期間は1カ月に設定された。提供開始は7月12日。

 一方のセレクトプランは、初期費用が5万円、月額費用が4万5000円から。ディスク容量は10GBからで、再生回数や配信流量は従量課金となる。提供開始は現時点では未定。