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日立ハイテクノロジーズ、海外グループ企業5社でクラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」を採用

 SAPジャパン株式会社は5日、株式会社日立ハイテクノロジーズが、クラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」を海外グループ企業5拠点において導入すると発表した。

 日立ハイテクノロジーズでは、「科学・医用システム」「電子デバイスシステム」「産業システム」「先端産業部材」の4つのセグメントで、グローバルな事業展開
を行っています。さらなる業務の効率化および事業の成長を目指し、

 日立ハイテクノロジーズは、M&Aで買収した海外5カ国・5拠点の事業をシームレスに統合するため、ERP複数製品を比較検討していたが、合計で190ユーザーでの利用という拠点規模から、スピードとコストをもっとも重視。また日立ハイテクノロジーズ本体が、現在の基幹システム環境を将来的にSAP S/4HANAに移行予定であることも考慮し、SAP S/4HANA Cloudの導入を決定したという。

 利用する機能は、財務、営業、製造、調達・購買と多岐にわたっているが、導入プロジェクトでは、クラウドに対して業務側を合わせていくFit to Standard手法のため、プロセスおよびデモ環境もあらかじめ用意されていることに加え、SAPの日本、ドイツ、イギリス、インド、デンマークの各チームがリモートコミュニケーションで連携して進行することで、スピード導入を実現したとのこと。

 導入プロジェクトは2017年11月に開始され、5月から英国・米国の拠点で導入を進めているほか、中国、ドイツ、フィンランドの各拠点でも10月までの稼働開始を目指してプロジェクトを進行させている。