ニュース

カスペルスキー、ゲーム形式のサイバー攻撃対策演習に「石油ガス版」を追加

 株式会社カスペルスキーは28日、ゲーム形式のサイバー攻撃対策演習「Kaspersky Interactive Protection Simulation(KIPS)」において、「石油ガス版」を7月2日より提供開始すると発表した。価格は年間300万円(税別)で、重要インフラ事業者を主な対象とし、パートナー経由で販売する。

 KIPSは、サイバー攻撃による重要インフラへの影響をゲーム形式で体験し、その対策を学習するトレーニング。集合形式とオンライン形式の両形態で提供されており、2014年5月から、国内の30を超える企業や組織、教育機関などで実施されてきたという。

 シナリオとしては、浄水場、発電所、一般企業、自治体、銀行の各シナリオが日本語でリリースされているが、今回は、石油・天然ガスの開発・生産から、パイプラインや大型タンカーによる輸送、精製、販売までの一連の流れのなかで、中流(輸送)部分に焦点を当てた「石油ガス版」が提供される。

 このシナリオでは、油田を持ち原油を供給する企業の送油システムを再現しており、実際のサイバー犯罪集団の手口も取り入れることで、リアルなサイバーインシデントの体験と対策が学べるとのこと。

ゲームボード
カードの例