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カスペルスキーのWindows Server向けセキュリティソフト新版、Web・メールのトラフィックから脅威を検知する新機能を搭載

 株式会社カスペルスキーは21日、Windows Server向けのセキュリティソフトウェア「Kaspersky Security 10.1 for Windows Server」の新版「同 バージョン10.1.0.622」を提供開始すると発表した。

 今回の新版では、Webやメールのトラフィックから脅威を検知し防御するトラフィックセキュリティ機能を新たに搭載した。Webサイトへのアクセス時に、URLやWebページをスキャンして不正なWebサイトへのアクセスをブロックするだけでなく、アダルト系やアルコール、オンラインショッピングなど、あらかじめ定義されたWebカテゴリに属するWebサイトへの接続をブロックすることもできる。

 これらの機能はメール環境の保護にも活用でき、Microsoft Outlookのアドオンも提供されるとのこと。またWindowsリモートデスクトップサービス環境やCitrix XenApp環境においても有効なため、カスペルスキーでは、リモートデスクトップ環境の保護がさらに強化されたとアピールしている。

トラフィックセキュリティのWeb脅威対策設定画面とブロック時の画面例
ブロック時の画面例

 このほか、監視対象のファイルが変更された場合、その変更動作を検知してログに記録すると同時に、管理者に通知するファイル変更監視機能、Windowsのイベントログを監視し、異常な振る舞いを検知した場合に管理者に通知するWindowsイベントログ監視機能などが追加された。

 なお、Kaspersky Security for Windows Serverは、複数の製品ライセンスに含まれており、購入価格などが異なる。価格例として、Kaspersky Security for File Serverの場合で1ライセンスあたり6万9000円から。