ニュース

エムティーアイ、領収書読み取りアプリを活用した経費精算支援サービス

 株式会社エムティーアイは30日、領収書読み取りアプリを活用した経費精算支援サービス「FEEDER(フィーダー)」を、同日より提供開始すると発表した。株式会社コンカーのクラウド型経費精算・管理システム「Concur Expense」と連携して利用できる。

 FEEDERは、スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスで領収書データを読み込み、経費精算システムに反映するサービス。ユーザーがスマートデバイスで撮影した領収書の画像をクラウドへアップロードすると、画像認識や機械学習機能により、経費精算レポートを自動生成してくれる。また、作成されたレポートはConcur Expanseに連携することが可能だ。

 読み取りに関しては、日付や金額など、精算時に必要な項目が記載されている個所を事前に設定する必要はなく、テキストデータとして読み取りと記述内容の総合判断を行うため、書式が異なる領収書でも識別が可能という。さらに、処理している領収書がどの勘定科目に該当するのかもAIが判定してくれるとのこと。

 エムティーアイによれば、画像からの識字率は、1文字単位で約99%、データ項目単位(複数の文字)の認識でも約90%と、高い精度を実現しているとした。

 なお今後は、既存の経費精算システムや会計システムと連携することにより、経費精算業務の効率化を支援するサービスへと発展させるとしている。