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SDCとノックス、Office 365などSaaS利用のトラフィック分散を実現するSD-WANとクラウド型セキュリティの統合ソリューション

 SDC株式会社とノックス株式会社は28日、企業がセキュリティを確保しつつ、クラウドやSaaSの導入をさらに促進するためのネットワークソリューション提供において協業すると発表した。

 協業では、リバーベッドテクノロジーの「SteelConnect」シリーズやシスコの「Cisco SD-WAN(旧Viptela)」シリーズなど、SDCが提供するSD-WANソリューションと、ノックスが提供するクラウド型ウェブセキュリティソリューション「Zscaler」を組み合わせた統合ソリューションを提供する。

 SDCとノックスでは、グローバル企業ではOffice 365により増大するトラフィックが大きな課題となっており、増大するトラフィックは他の業務通信への影響もあるが、セキュリティが一元的に管理できないという理由から、これまで通りデータセンターにトラフィックを集中させている企業が大半だと説明。この構成では満足なパフォーマンスが得られないため、データセンター内のネットワークやセキュリティシステムなどの増強を迫られ、機器の追加コストやそれに伴う運用コストの増加を招いているとしている。

 こうした課題に対し、クラウド型セキュリティソリューションのZscalerとSD-WANソリューションを組み合わせることで、Zscalerでセキュリティを確保しつつ、Office 365へのトラフィックを各拠点からインターネットに直接流すローカルブレイクアウトによるトラフィック分散、最適化を実現する。

ソリューションの概要

 ソリューションの活用により、Office 365だけでなくその他のSaaS利用やクラウドの利用においても統一されたセキュリティの下、トラフィック分散が可能となるため、さまざまな場所からのアクセスを求められる「働き方改革」の推進にも繋がるとしている。

 また、185カ国以上のユーザーにサービス提供の実績を持つZscalerを販売してきたノックスと、ディメンションデータグループと連携し、グローバルにSD-WANソリューションを提案可能なSDCが手を組むことで、国内企業だけでなくグローバルに提供が可能としている。