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NTTデータがVMwareとGlobal SISO契約を締結、VMware製品で顧客企業のDXを支援
開発クラウドにもVMware環境を追加
2018年5月15日 16:39
株式会社NTTデータは15日、米VMwareと「VMware Global System Integrator & System Outsourcer」(以下、Global SISO)契約を締結すると発表した。これに伴いNTTデータグループは、VMwareの製品・サービスを用いて、顧客企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現するシステム構築・アウトソーシングサービスをグローバルで提供するという。なお、同契約の締結は日本企業では初めてとのこと。
Global SISOパートナーシップとは、グローバルに展開するシステムインテグレータ/システムアウトソーサーを対象としたVMwareとのパートナーシップで、世界でも限られた企業のみが締結できるという。
今回のパートナーシップ締結によってNTTデータは、VMwareから提案サポートや導入・運用支援などの技術サポートを受けて、顧客企業への提案からシステム構築・運用までを提供できるようになった。同社では、今後、国内外においてVMwareとの共同ソリューション開発の協業強化を図るとしている。
またNTTデータは、全社のシステム開発環境を集約した「統合開発クラウド」に、VMwareの仮想化ソフトウェア構成されたプラットフォーム「VMware Cloud Foundation」を追加する。これにより、VMware製品を利用している顧客企業において、既存IT資産を生かした開発を「統合開発クラウド」で実施可能になるとのこと。また、ネットワーク仮想化、ストレージ仮想化、マルチクラウド機能など、最新インフラテクノロジーとの融合も容易に実現できるという。
加えて統合開発クラウドでは、クラウド上での仮想化環境の利用が可能な「VMware Cloud on AWS」と連携したハイブリッドクラウド環境や、コンテナ技術を利用した環境も追加していく予定。
NTTデータは、VMware製品関連のシステム構築ビジネスなどにおいて、2020年度末までに、累計400億円の売上をグローバルで目指すとしている。