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クレオ、RPAサービスの内部統制対応を強化、部門別ロボットテンプレートを標準提供

 株式会社クレオは8日、クラウド型RPA(Robotic Process Automation)サービス「CREO-RPA」の内部統制対応機能を強化し、ロボット管理者支援機能の追加や、部門別ロボットテンプレートの提供を行うと発表した。機能強化版サービスの提供開始は5月11日予定。

 機能強化では、基幹業務領域におけるRPAの利用を推進できるよう、「ロボットを含めた業務プロセスの管理」と「ロボットの不正利用防止」のほか、RPAの利用範囲拡大に伴って課題となるロボットの管理品質に対して、新たにロボット管理者向けの「問い合わせ管理」を内部統制対応機能に追加。これにより、ロボット管理者の管理負荷軽減と管理品質の向上、ナレッジの活用を可能にし、RPAを活用したガバナンスの向上を図る。

 また、RPAを導入するユーザーが早期にRPAを活用できるよう、新たに部門別ロボットテンプレートを標準装備。人事部門、経理部門、IT部門向けに、すぐに利用できるロボットテンプレートを無償提供する。

 ロボットテンプレートは、人事給与パッケージや会計パッケージ、ITサービス管理ツールの周辺で発生する、業務システムだけでは完結できない手作業を伴うルーティン業務を中心とした各種作業ロボットの総称。クレオがこれまでに培った基幹業務・IT部門向けソリューションのノウハウを基に、テンプレート化を実現した。

 人事部門向けの「社会保険取得申請書作成ロボット」「期間手当額算出ロボット」、経理部門向けの「会計システム外部取り込み(Excel加工)データ作成ロボット」「部門別科目別経費予算枠チェックおよびアラートメール配信ロボット」、IT部門向けの「社内システムの新規ユーザー登録、権限設定ロボット」「入退社や異動に伴うメーリングリスト更新、配布ロボット」などの各種テンプレートを用意。今後もユーザーの利用実績を基に順次拡張するとしている。