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Tableau、BIツールの新たなサブスクリプション方式のライセンスプログラムを発表

 BI(ビジネスインテリジェンス)ツールを提供するTableau Japan株式会社は25日、分析の新機能と従来の機能をパッケージにした、新たなサブスクリプション方式のライセンスプログラム「Tableau Creator」「Tableau Explorer」「Tableau Viewer」を発表した。

 Tableau Creatorは、Tableauプラットフォームの全機能を利用することができるライセンスプログラム。価格は1ユーザーあたり年額10万2000円(税別)。視覚的に直接行えるデータ準備や、ウェブ上やデスクトップ上で行える高度な分析、エンドツーエンドの分析ワークフローを支援するセキュアなコラボレーションのための製品が利用できる。

 ライセンスにはBIソフトの「Tableau Desktop」のほか、データを分析できる形にするための新しいデータ準備ツールの「Tableau Prep」が含まれており、作成したダッシュボードやビジュアライゼーションを、Tableau ServerまたはTableau Online のいずれかでパブリッシュして共有できるライセンスが含まれる。

 Tableau Explorerは、組織の中でのセルフサービス分析に適したライセンスプログラム。価格は1ユーザーあたり年額5万1000円(税別)。組織で管理されたデータソースを使用して分析を行い、新しいダッシュボードの作成、他のユーザーとの共有、データの最新状況をメールで受け取ることができるサブスクライブやアラートの機能を利用できる。

 また、信頼できるデータの探索、ユーザー独自のニーズに合わせたコンテンツの作成、データの共有およびコラボレーション、データドリブンアラートによる重要なデータポイントの最新状況の通知も、すべてウェブブラウザーから行うことができる。

 Tableau Viewerは、組織で全従業員がデータを有効利用して分析を行える環境を、高い費用対効果で提供できるライセンスプログラム。価格は1ユーザーあたり年額1万8000円。最低購入数は100。組織のユーザーは、セキュアで使いやすいプラットフォームで他のユーザーが作成したダッシュボードやビジュアライゼーションを操作できるようになり、信頼できるコンテンツに基づいてデータドリブンな意思決定を行うことができるようになる。

 また、ダッシュボードの表示とフィルタリング、ダッシュボードのサブスクライブによる通知とその管理、データドリブンアラートの受信も、モバイルデバイスやウェブから行える。

 Tableau ServerやTableau Desktopをすでに利用中のユーザーは、24日から利用できるTableau 2018.1リリースで、新しいサブスクリプション方式のライセンスプログラムへの移行を選択できる。移行に伴う作業は、移行後に管理者がライセンスを利用する各ユーザーにCreator、Explorer、Viewerのいずれかのオプションを割り当てるだけで完了する。