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デロイトトーマツコンサルティング、NTT Comの自然言語解析AIエンジン「COTOHA」を活用した次世代RPAサービスを提供
2018年4月13日 12:08
デロイトトーマツコンサルティング合同会社(以下、DTC)は13日、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)の自然言語解析AIエンジン「Communication Engine “COTOHA”(以下、COTOHA)」を活用した、Robotics & Cognitive Automation(R&CA)サービスの提供を開始した。
DTCでは、サービスを効果的に利用するための提案、企画構想、業務コンサルティングや、PoC(概念実証)から本格導入、運用・保守までを提供する。
DTCでは、提供を開始するR&CAサービスについて、働き方改革や生産性向上の取り組みに関連して、さまざまな企業で導入が進められている「業務の自動化」において、現在の主流であるRPA(Robotic Process Automation)の次のステージとして位置付けられるとしている。
RPAは、ルールに基づいて定型的な作業を繰り返すような業務の自動化に適している一方で、ルールから外れたデータが入力されたり、必要な情報が入力されていない場合には、それらを補うために人手の作業が発生する難点があると説明。これに対してR&CAは、認識技術や自然言語解析技術、学習機能などのCognitive Automationによって、曖昧な情報や不足している情報、データ化されていない情報を補い、Roboticsと連携することで、より高度に業務の自動化を実現する。
提供を開始するサービスは、NTT Comが開発したAIエンジンのCOTOHAを活用により、日本語での対話に応えるだけで必要なデータの入力が完成する。また、不足している情報があれば、COTOHAが自動的に質問してくれる。これにより、通常のRPAとは一線を画したユーザビリティを実現するとしている。
たとえば、所定の様式に合わせてデータを打ち込み、それをシステムに投入して読み込ませるといったプロセスが不要になり、COTOHAがチャットなどの対話の中から必要な情報を読み取って、システムへの投入まで一気通貫で行う。また、音声認識/音声合成のシステムとの連携により、声だけで指示や確認が可能となり、COTOHAとの会話だけですべてのプロセスを完結することも可能となる。
DTCでは、自然言語解析技術を活用したR&CA分野のサービスの提供を通じて、従来、自然言語処理がハードルとなっていた業務の自動化を進め、より付加価値の高い業務を任せるための労働力や人材の創出をはじめ、企業の働き方改革、生産性向上の推進を支援するとしている。