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図研ネットウエイブ、SDS製品「IsilonSD Edge」販売開始に向けDell EMCと協業

“ひとり情シス”に悩む中堅企業を支援

 図研ネットウエイブ株式会社は19日、デル株式会社とEMCジャパン株式会社のSDS(Software Defined Storage)製品「IsilonSD Edge」の販売開始に向け、協業を開始すると発表した。

 IsilonSD Edgeは、スケールアウトNAS「Isilon」のソフトウェア版で、VMware ESX 5.5/6.0環境で動作する仮想アプライアンスとして提供されている。同製品はハードウェアアプライアンスのIsilonと同様、ストレージOS「Isilon OneFS」をベースとしており、マルチプロトコルのサポートやエンタープライズグレードのデータ管理・保護機能を備えている点が特長。また、スモールスタートが可能なだけでなく、将来、大容量のハードウェアアプライアンス版Isilonを利用する場合でも、シームレスにストレージを移行できる強みも持つ。

 デルとEMCジャパンでは、“ひとり情シス”に悩む中堅企業(従業員100名以上1000名未満)向けのソリューション提供を強化しており、これまでもさまざまな施策を展開してきた。そうした中で今回は、こうした特長を持ち、コスト効率よく利用できるIsilonSD Edgeの販売に向けて図研ネットウエイブと協業し、中堅企業のデータ管理を支援するとのこと。

 一方の図研ネットウエイブではこれまでも、一次代理店としてIsilonを販売/サポートしてきた実績を持つ。今回はそうした実績を生かして、「ひとり情シス」のデータ管理に関する課題を解決できるよう、IsilonSD Edgeをはじめとするソリューションを提供していく考えだ。

 なお、デルと図研ネットウエイブは、IsilonSD Edgeを最適な状態で提供するべく技術検証を進めている。IsilonSD Edgeの販売時には、単にライセンスを提供するのみならず、デル製サーバー、VMwareのライセンスをパッケージ化し、さらに構築・保守サービスをあわせて提供するなど、総合的な支援体制を整える予定。