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日立システムズと日立マネジメントパートナー、総合経費管理システムとAI、RPAを組み合わせた人事・総務部門向けBPOサービスを販売開始

 株式会社日立システムズと株式会社日立マネジメントパートナーは16日、総合経費管理システムとBPOサービス、ソフトウェアロボットを活用した業務自動化サービス(RPA:Robotic Process Automation)などを、日立グループ内での運用ノウハウをもとに最適化し、組み合わせて提供する、人事・総務部門向けのBPOサービスの販売を開始した。サービス提供は4月から。

 サービスでは、日立システムズの総合経費管理システム「Traveler'sWAN」を業務システムとして提供。Traveler'sWANにより、国内外出張の手配から経費精算までを1つのシステムで管理できるようになる。

 さらに、ニーズに応じて、AI技術やRPAを組み合わせて活用することで、出張の手配や経費に関する申請・承認業務の自動化や効率化が図れる。例えば、従業員の予定表に旅費が未精算となっている予定があれば、ロボットが自動的に経路探索および旅費申請を実施することが可能となる。

 また、旅費および経費の精算に付随する証憑の精査や保管、各種チェック、承認などの業務処理対応や、旅費経費精算業務に関する従業員からの問い合わせ対応は、日立マネジメントパートナーが代行する。日立グループのシェアードサービス会社として培った経験と業務ノウハウにより、さまざまな業種業態・規模の企業にも柔軟に対応する。

 個人情報保護や情報セキュリティの確保に加え、RPAやチャットボットなどのAI技術を活用することにより、顧客の業務プロセスを改善するとともに、業務の効率化とサービス品質の向上を図る。

 サービスの価格は個別見積もり。日立システムズと日立マネジメントパートナーでは今後、複数のグループ会社を持ち、共通業務の集約・標準化に向けてシェアードサービスの導入を検討している企業などにサービスを拡販し、2020年度末までに累計100社の販売を目指す。