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SAPジャパン、「SAP Cloud Platform」のコンサンプションモデルと最新のiOS向けSDKを発表

 SAPジャパン株式会社は9日、「SAP Cloud Platform」の購入と活用を促進するため、コンサンプション(消費)ベースの新たな販売モデル「Cloud Platform Enterprise Agreement(CPEA)」を発表した。

 SAP Cloud Platformは、包括的なアプリケーション開発機能を提供するPaaS(Platform-as-a-Service)型のサービス。従来のサブスクリプションモデルでの販売に加えて、新たにコンサンプションモデルでの販売を行う。日本での提供開始は、2018年第2四半期を予定する。

 SAPでは、コンサンプションモデルの提供により、ユーザーは自身の条件とペースで革新を進められると説明。新たな販売モデルでは、ユーザーのクラウドクレジットの消費量と残量について定期的に測定してレポートし、詳細な会計分析を行うことで、各サービスの消費量を可視化することで、自身のアプリケーションに必要なサービスを簡単かつタイムリーに特定、調達、監視できるようになるとしている。

 また、最新のiOS向けSDK「SAP Cloud Platform SDK for iOS」についても提供を開始した。最新のSDKでは、一般消費者向けと変わらない使いやすいモバイル開発環境を実現し、新しいコントロール、Xcode統合開発環境とのより緊密な連携、強力なエンタープライズモバイルアプリを提供するSAP Cloud Platform内の各種機能との連携を提供。モバイルアプリからの画像認識など、SAP Leonardoサービスの利用もサポートする。これらのイノベーションにより、企業はより柔軟かつ俊敏に、ビジネスの構築と変革を進められるとしている。