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PBC、クララオンラインにERP製品「Microsoft Dynamics NAV」を導入

 株式会社パシフィックビジネスコンサルティング(以下、PBC)は7日、株式会社クララオンラインが、PBCが販売しているERP製品「Microsoft Dynamics NAV」を採用したと発表した。

 クララオンラインでは創業当時から、スクラッチ開発や会計ソフトウェアなど、部門ごとに異なるシステムを利用していた。しかし、業務がそれぞれ独立してしまい部門間の連携が難しくなっていたほか、データの二重入力が発生するなど、データの一元化や業務の効率化といった課題を抱えていたという。

 これを改善するため、同社は内製でシステム改修を重ねながら改善を図ってきたものの、ビジネスの拡大に伴い、これらのシステムを継続することが困難な状況になってきたことから、統一的なパッケージの利用を検討した。

 選定にあたっては、拡張性と柔軟性、操作性に加え、最新のアーキテクチャが使用されていること、またMicrosoft Azure、Office 365といったほかのマイクロソフト製品との連携と親和性、マイクロソフト製品としての将来性と安心感などを評価。最終的に、Dynamics NAVの導入を決めている。

 クララオンラインでは、2016年4月にプロジェクトを開始し、4月~6月に要件定義を実施。7月から2017年2月を開発期間にあて、同年4月からの本番稼働を実施した。

 Dynamics NAVの結果、クララオンラインはデータの一元化を実現。生産性が向上し、時間を効率的に使えるようになっただけでなく、データが集約されたことで、ODataを参照し、Power BIを用いたデータ分析を実現している。

 今後は、Azure Machine LearningやOffice 365といった、ほかのマイクロソフト製品との連携や、より高い精度で未来の業績を予測し、“現実との乖離の見える化”を目指すとのことだ。