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アラクサラ、FortiGateとの連携などサイバー攻撃自動防御ソリューションを強化

 アラクサラネットワークス株式会社(以下、アラクサラ)は5日、サイバー攻撃自動防御ソリューションの強化として、各種セキュリティ製品との連携を可能にする汎用連携インターフェイスのサポートと、他社のエッジスイッチ(L2スイッチ)との混在環境への対応を行うと発表した。

 アラクサラのサイバー攻撃自動防御ソリューションでは、ネットワーク内のさまざまな位置に配置されるセキュリティ製品の検出する脅威情報を取り込み、マルウェアに感染した端末の物理的な位置を特定して、当該端末をネットワークから迅速に遮断する。

 これまで、セキュリティ製品との連携には、それぞれの製品に合わせたインターフェイスを利用していたが、新たに業界標準のログメッセージフォーマットであるCommon Event Format(CEF)に対応したsyslogメッセージを用いた汎用連携インターフェイスをサポートする。これにより、さまざまなセキュリティ製品との連携が可能となる。

 この汎用連携インターフェイスを利用して、米Fortinetの次世代ファイアウォール「FortiGate」との連携を検証し、サポートする。

 FortiGateは、ファイアウォール、不正侵入検知/防御(IPS)、アンチウイルス、ウェブフィルタリングなど複数のセキュリティを1台で実現できるファイアウォールプラットフォーム。FortiGateとの連携により、マルウェアが行う外部への通信や内部端末からの社内サーバーへの攻撃を検知してその通信を遮断するとともに、感染端末を特定して端末をネットワークから遮断できる。これにより、外部への情報漏洩の防止ができ、同時に当該端末による内部感染の拡大を防止し、被害を最小限に抑えられる。

 また、従来は対応できなかった、他社エッジスイッチが混在するネットワーク環境への対応を行う。従来から、他社のコアスイッチ(L3スイッチ)が混在する環境には対応済みだが、他社のエッジスイッチが混在した環境であっても、サイバー攻撃自動防御ソリューションの適用が可能となり、顧客のネットワークシステムに応じたフレキシブルな適用が可能となる。

 汎用連携インターフェイスおよび他社のエッジスイッチの混在環境に対応する、スイッチ製品の制御を行うソフトウェア「AX-Security-Controller(AX-SC)」は4月からの出荷を予定する。価格は40万円(税別)から。