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アライドテレシスのSDNソリューション「SES」、産業用制御システム向けセキュリティソリューションと連携

 アライドテレシス株式会社とマクニカネットワークス株式会社は28日、アライドテレシスのSDN/アプリケーション連携ソリューション「Secure Enterprise SDN(SES)」と、マクニカネットワークスが代理店を務める産業用制御システム向けセキュリティソリューション「SilentDefense」を連携させると発表した。

 SilentDefenseは、独特かつ複雑な産業用制御システムの特徴をとらえて、ネットワーク監視やシステム内のアセット管理、外部/内部脅威対策、ネットワーク設計ミス/操作ミス防止など、包括的なセキュリティ対策を実現するソリューション。オランダのSecurityMattersが開発している。

 特徴は、重要な産業用制御システムを止めないパッシブ構成で動作する点と、産業用制御システム用の独自プロトコルを深いレベルまでパケットデコードして識別できる点。パケットデコードして得られた情報をマッピングし、産業用制御システムにおけるネットワーク通信の統計情報やシステム階層、アセット情報をグラフィカルに表示して、システムを一元的に認識できるようにしているという。

 また、セキュリティ検知はホワイトリスト型/ブラックリスト型の双方に対応しており、ネットワーク設計ミスや操作ミス、外部/内部脅威をリアルタイムで検知できるとしている。

 一方のSESは、SDN/OpenFlow技術を用いて、企業向けアプリケーションとネットワークを連携・連動させることにより、ネットワーク運用管理にかかる工数・コストの削減、およびセキュリティの強化を実現するソリューション。

 今回、SESとSilentDefenseと連携することにより、ホワイトリスト/ブラックリスト検知による不正デバイスの通信をエッジスイッチにて遮断/隔離し、被害の拡散を防止できるセキュリティソリューションを提供するとした。

 なおアライドテレシスでは、この連携ソリューションを、3月6日~9日に東京ビッグサイトで開催される「セキュリティショー 2018(第26回セキュリティ・安全管理総合展)」で紹介するとのことだ。