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マクニカネットワークス、産業用制御システム向けセキュリティ製品「SilentDefense」を販売

 マクニカネットワークス株式会社は6日、オランダSecurityMattersと日本における代理店契約を締結したと発表した。これに伴い、同社の産業用制御システム向けセキュリティソリューション「SilentDefense」を国内で販売する。

 SilentDefenseは、産業用制御システム向けに包括的なセキュリティ対策を提供するソリューション。独特かつ複雑な産業用制御システムの特徴を踏まえ、ネットワーク監視、システム内のアセット管理、外部/内部脅威対策を提供するほか、ネットワーク設計ミス/操作ミス防止にも役立つという。

 具体的には、重要な産業用制御システムを止めないパッシブ構成で動作し、産業用制御システム用の独自のプロトコルを、深いレベルまでパケットデコードして識別可能。パケットデコードによって得られた情報をマッピングすることで、複雑な産業用制御システムにおけるネットワーク通信の統計情報やシステム階層、アセット情報をグラフィカルに表示し、システムを一元的に認識できるようにしている。

 マクニカネットワークスによれば、こうした機能により、IEC 62443、NERC CIP、NIST Cybersecurity Frameworkなど、近年企業に求められる国際的および地域的な規格/ガイドラインへの準拠を支援できるとのこと。

 さらに、一般的な産業用制御システムのプロトコルへの対応はもちろん、各企業が独自で開発・運用している産業用制御システムにも対応するため、ユーザー企業自身が脅威検出のスクリプトを開発可能なアーキテクチャを採用しており、機密性の高い産業用制御システム内でも、セキュアに運用できるとした。

 セキュリティ検知はホワイトリスト型/ブラックリスト型の双方に対応。ネットワーク設計ミスや操作ミス、外部/内部脅威をリアルタイムで検知できるとしている。

 なおマクニカネットワークスでは、6月7日~9日に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2017」の同社ブースにて、製品の展示やデモを行うとのこと。

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