ニュース

テラスカイとBeeX、オートバックスセブンのSAP会計システムのAWS移行を支援

 株式会社テラスカイとグループ会社の株式会社BeeXは26日、株式会社オートバックスセブンのSAP会計システムを、オンプレミスからAmazon Web Services(AWS)上への移行支援を行ったと発表した。

 オートバックスセブンでは、チェーン全体経費におけるIT運用コストの割合が課題となっており、サーバーの保守が2017年11月に期限切れとなることもあり、クラウド環境に移行することで運用コストが大幅に削減できると試算し、移行を判断。多数のAWS移行実績を持つテラスカイと、SAPマイグレーションの知識・技術に長けたBeeXへの委託を決めた。

 データ移行にあたっては、オートバックスセブンが所有する回線ではデータ移行だけで2カ月を要することが判明したことから、専用のデータストレージアプライアンスによりデータを送付するソリューション「AWS Snowball」を利用。また、サーバー移行にはライブマイグレーションツール「CloudEndure」を採用するなどの施策により、移行プロジェクトは計画通り約4カ月半で完了した。

 本番移行時のダウンタイムもわずか1日で完了させており、移行本番は約100社に及ぶ子会社やフランチャイズ加盟法人の業務に影響がでないよう週末に実施。金曜日の定時後にシステムをシャットダウンし、土曜日に移行作業を行い、日曜日朝には完了。移行後の本稼働判定の承認を経て、月曜日の定時営業時間から予定通り通常業務を再開した。