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NTTデータ、BeeXと資本業務提携を締結 SAPシステムなどのクラウド移行を推進

 株式会社NTTデータと株式会社BeeXは31日、SAP基盤技術やシステム移行を中心としたクラウド事業分野において、資本業務提携を行うと発表した。NTTデータはこの提携により、BeeXが実施する第三者割当増資の引き受けを行う。

 NTTデータグループはこれまで、製造業を中心とした企業に対し、SAP ERPを含めたさまざまな基幹系システムの導入支援や運用管理など、多くのなサービスを提供してきた。一方のBeeXでは、SAP稼働基盤のクラウド移行・構築サービスや、クラウド上でのSAPシステム運用などを提供している。

 今回、両社が資本業務提携することで、NTTデータグループのSAPに関するシステム開発・導入ノウハウや、多くの顧客企業との関係を生かすとともに、BeeXのSAP基盤技術、パブリッククラウドの先進的な技術、サービス活用ノウハウを組み合わせ、顧客企業の基幹系システムのクラウド化を支援するという。

 この提携により、まずは顧客企業のSAP環境をクラウド上に構築する、クラウドマイグレーション案件の創出や技術・人材交流を実施する。また、2025年にはSAP ERP 6.0のサポート終了期限を迎えることを受け、SAP S/4HANAへのコンバージョン需要が拡大すると予想されているため、顧客からのクラウドファーストの要望に応えるサービスを提供できるよう体制を強化するとした。