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日商エレ、AIセキュリティ事業を手掛けるのVectra Networksへ出資

 日商エレクトロニクス株式会社(日商エレ)は22日、AIセキュリティ事業を手掛ける米Vectra Networksの第三者割当増資に出資したと発表した。

 Vectra Networksは、AI技術を利用したセキュリティプラットフォームを提供している企業。サイバー攻撃の脅威をリアルタイム検出する「自動脅威監視ソリューション」などを手掛けており、日本国内では、2016年11月に日商エレクトロニクスと初めて販売代理店契約を締結している。また2017年からは、日商エレと名古屋大学により、Vectra Networks製品を中心としたサイバーセキュリティの研究が進められているとのこと。

 日商エレでは今回、Vectra Networksとの関係強化を足掛かりに、AIサイバーセキュリティ事業の取り組みを加速させるべく、同社への出資を行ったという。今後は、自社で取り扱っているJuniper Networksなどのファイアウォールやネットワーク機器とインテグレーションすることにより、ソリューションの拡充を実施していく考えだ。

 あわせてVectra Networksとの連携により、内部情報漏えい対策サービス「Managed Cyber Gate(MCG)」の解析サービスなど新しいサービスを展開するとしている。

【訂正】

  • 初出時はサービス名を「Managed Security Gate」としておりましたが、日商エレがリリース文を訂正したため、記事も変更しました。

 一方のVectra Networksでは、この増資を受け、アイルランドのダブリンにR&Dセンター設立する予定とのこと。