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日立ソリューションズ、ウェブシステムのUX改善ツール「WalkMe」を販売開始

 株式会社日立ソリューションズは8日、米WalkMeと日本国内における販売代理店契約を締結し、35カ国1500社以上で導入されるUX(ユーザーエクスペリエンス)改善ツール「WalkMe」の販売を開始した。価格はオープン。

 WalkMeは、企業内ウェブシステムなどにおけるユーザー操作を支援する機能を提供するツール。ウェブシステムの画面上において、吹き出し表示による操作手順などのガイダンスや、入力内容に応じた動的な表示、入力内容の自動チェックなどの機能を提供。複数のシステムをまたがって、業務目的に応じた操作手順を視覚的にナビゲートし、ユーザーのミスのない入力を支援する。

「WalkMe」の利用イメージ

 ウェブシステムの画面上に仮想レイヤーを作成してナビゲーションを表示するため、既存システムに変更を加えずに導入が可能。エディタ機能により簡単にナビゲーションを追加・修正でき、システムの画面変更時にはナビゲーションも自動で変更されるため、操作マニュアルの作成・管理や問い合わせ対応、トレーニングなど、サポート業務の負荷を軽減できる。

 SalesforceやServiceNow、Dynamics 365などの主要なウェブシステムに標準で対応しており、インストール後、すぐに導入が可能。また、ユーザーごとに操作内容を記録するため、システム管理者は入力にかかる時間などシステムのROIを測定できる。

 さらに、今後はユーザーの操作内容をAI技術で学習し、システム改善につなげる機能により、さらなるUX向上に貢献するとしている。

 日立ソリューションズでは、ウェブシステム構築のノウハウとともに、WalkMeを提供することで、システムへのユーザーの習熟度を早期に高め、業務改善へのスムーズな対応を実現し、さらなるサービス向上を図るとしている。