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NTTPC、IoT/M2M向けモバイルサービスに上り通信特化型の新料金プラン追加
SIM運用管理機能も大幅に改善
2018年1月31日 15:41
株式会社NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は31日、IoT/M2M向けモバイルサービス「Master'sONE モバイルM2M」において、上り通信特化型の新料金プランと、SIMカードの運用管理稼働を削減する各種API/WebUI(カスタマーコンソール)の新機能を、同日より提供開始すると発表した。
モバイルM2Mは、各種データを収集している端末や移動体機器から、モバイル網を経由しVPN(閉域網)またはインターネットを通じて、ユーザー企業のネットワークやクラウドへと接続するIoT/M2M向けモバイルサービス。
新プランでは、下り通信に最大10kbpsの速度制限を設けることで、画像データ/監視データなどのアップロード通信が多く発生するサービスでも、安価に利用できるサービスを新たにラインアップした。
プランは、月間通信量(1/3/5/10GB)に応じた4つを用意しているが、月間の通信量制限を超えてデータを送信したい時や、端末メンテナンスなどで一時的に下り通信を増速したい時には、通信量クーポンを購入することで柔軟に対応できるようにしている。価格は、上り1GBの場合で月額420円(税別)。上りの通信速度に制限はない。
また、上り下りの通信速度に制限がないプランも新たにラインアップした。こちらも月間通信量(1/3/5/10GB)に応じた4プランを用意しており、価格は月間通信量1GBのプランで月額720円(税別)。
なお、各プランで月間通信量の上限を超えた場合は、速度が10kbpsに抑えられる。
一方、SIMカードの運用管理機能については、ユーザー企業が利用するWebUI(カスタマーコンソール)を一新し、SIMカードの申し込みと即日発送を行う機能を新たに提供する。これにより、SIM在庫のリスク軽減、およびビジネス展開のスピードを大幅に向上可能にしたとのこと。
また、エンドユーザーへサービスを提供する事業者が利用している場合でも、SIMカードはエンドユーザーへ直接配送されるので、事業者は煩雑なデリバリー業務を削減できるとともに、サービス開始後の緊急停止や通信量クーポンの発行、月間通信量の確認など、サービスの運用に必要な各種機能を簡単に利用できるとしている。
さらに、事業者のシステムとSIMカードの運用管理機能を連携させるAPIも提供する。これにより事業者は、自社システムと運用管理機能を連携させ、独自のIoT/M2Mオンラインサービスを構築・提供しやすくなったとした。
あわせて、カスタマーコンソール上に自社のブランドやロゴを表示するホワイトラベル機能も備えているので、PoCやトライアルでモバイルM2Mを利用したい事業者も、SIMカードの運用管理機能とのシステム連携費用を抑えつつ、IoT/M2Mオンラインサービスをエンドユーザーに向けて提供できるとしている。