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クラウディアン、自社のオブジェクトストレージを利用するNASコントローラ「HyperFile」

 クラウディアン株式会社は11日、NASコントローラ「CLOUDIAN HyperFile」を提供開始したと発表した。自社のオブジェクトストレージ製品「CLOUDIAN HYPERSTORE」をデータストレージとして利用し、エンタープライズ向けのNASソリューションを実現するという。

 HyperFileは、オブジェクトストレージであるHYPERSTOREと連携し、ファイルソリューションを実現するNASコントローラ。WindowsとLinux クライアントとアプリケーションをサポートしており、SMB(CIFS)、NFS、FTP、POSIXに準拠している。

 また、エンタープライズ用途で利用できるよう、削除したファイルを復元できるスナップショット機能や、WORM(Write Once Read Many)機能によるファイル改ざん防止、AD/LDAPプロトコル認証との連携機能などを搭載。ノードを追加するだけで、全体の容量・性能を拡張できるスケールアウトに対応するほか、ハードウェア障害などの際にも無停止で自動復旧できる仕組みを備えた。

 製品は、ハードウェアアプライアンス、あるいは仮想サーバー上で稼働するソフトウェアとして提供され、アプライアンス版では、アクティブ/パッシブのデュアルモードにより、無停止のフェイルオーバーやキャッシュによる高速アクセスを実現した。

 なお、既存のNASシステムやアーカイブシステムからサービス無停止、バックグラウンドタスクとしてHYPERSTOREにファイルを移行するデータ移行エンジンも備えているとのこと。