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PBC、Dynamics NAVと連携して生産/修理/プロジェクト計画を見える化するガントチャートソリューション

 株式会社パシフィックビジネスコンサルティング(以下、PBC)は25日、独NETRONIC Software GmbHと販売契約を締結し、同社のガントチャートソリューション「Visual Scheduling Suite for Microsoft Dynamics NAV」(以下、Visual Scheduling Suite for NAV)を日本市場で提供すると発表した。同製品をPBCが日本語化した上で、ERPソフトウェア「Microsoft Dynamics NAV」のアドオンとして、2018年1月15日より提供開始する。

 Visual Scheduling Suite for NAVは、Dynamics NAVのアドインとして利用できるガントチャートソリューション。ERPと連携させるための複雑な設定や開発は不要で、無理のない導入を行える点が特徴という。製品は生産計画・プロジェクト計画・修理計画の各機能から構成されており、ユーザー企業のニーズに合わせて、必要な機能だけを個別に導入することも可能とした。

 3つの機能のうち、生産計画ガントチャートの「Visual Production Schedule」は、Dynamics NAVの生産管理モジュールと連携して、製造オーダーや生産ラインの稼働状況をガントチャート形式で可視化するもの。製造オーダーごとの生産状況や納期を一目で確認できるほか、ドラッグ&ドロップで生産計画を調整できるため、中~小日程レベルでの生産計画立案を効率化可能としている。

 また、プロジェクト計画ガントチャートの「Visual Jobs Scheduler」を利用すると、Dynamics NAVのプロジェクト(ジョブ)管理モジュールと連携して、プロジェクトの工程やリソースの負荷状況などをガントチャート形式で可視化できる。このため、システム開発会社や建設工事業、企画型旅行業など、プロジェクト単位でのワークスタイルが求められるような業種に適しているとのこと。

 3つ目の修理計画ガントチャート「Visual Service Scheduler」は、訪問修理などの保守メンテナンス業務において、修理計画の立案・調整をサポートできる機能。サービスエンジニアのスケジュールと負荷状況を可視化し、修理依頼の割り当てや対応予定の調整をガントチャート上で行えるとしている。

 価格は、2プランナー、無制限のビューワーライセンスを含む標準パックで135万円。別途、Dynamics NAVのライセンス費用などが必要になる。