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オプティムのMDM「Optimal Biz」、Android端末管理機能を強化した新バージョン

 株式会社オプティムは20日、MDM(モバイルデバイス管理)・PC管理サービス「Optimal Biz」について、Android端末管理機能を強化した新バージョン9.2.0の提供を開始した。

 新バージョンでは、Androidの法人向け端末管理プログラム「Android Enterprise(旧名:Android for Work)」を利用した新機能として、「Androidセキュリティ」設定機能を追加。提供元不明アプリのインストール制限などといった、これまで端末メーカーの協力を得て実現していた高度なセキュリティ設定を、Optimal Bizの管理サイトから設定できるようになる。

 これにより、Optimal Bizに搭載されている機能により制限していた機能を、Android Enterpriseを用いてOSレベルでの制限できるようになり、よりセキュアに端末の運用が行える。

 また、業務に必要なアプリケーションのみが利用できる独自のアプリストア「managed Google Play」の管理を、Optimal Bizの管理サイト上で行える機能を追加。企業や組織は、管理者が指定したアプリのみを取り揃えた「Google Play」を利用者に公開することができ、利用するアプリを制限できる。管理者からmanaged Google Playアプリケーションのサイレントインストール・アンインストールも行うことができ、シーンに合わせて適切な配信方法を選ぶことができる。

 このほか、新バージョンではAndroid 8.0 Oreoへの対応や、iOS向けにはOptimal Biz App Catalogアプリケーションのアップデート機能、Windows向けにはWi-Fi設定機能などの新機能を追加した。

 また、Optimal Bizでは今後、Android Enterprise機能への対応として、指定のリセラーから企業が購入したAndroid端末の電源をオンにした際に、あらかじめ指定した端末管理ポリシーが自動的に適用される「Zero-touch enrollment」、Android端末内に個人領域とは別に企業の管理領域を用意し、企業の管理領域に対して業務アプリケーションの配信などを行える「Profile Owner Mode」の機能への対応も予定するとしている。