オプティムのMDM「Optimal Biz」新版、管理下の端末からのみOffice 365などへ接続できるアクセス制御機能を提供

　株式会社オプティムは、MDM（モバイルデバイス管理）・PC管理サービス「Optimal Biz」において、新版「同 9.0.0」を6月30日より提供開始すると発表した。

　Optimal Bizは、企業で使われているPC、スマートフォン、タブレット端末の管理、セキュリティ対策をサポートするサービス。これらの端末をWebブラウザ上から簡単に一括管理できるという。

　今回の新版では、Office 365やG SuiteをMDM管理端末からのみ利用を許可する「アクセス制御」機能を搭載する。ユーザーがOffice 365ならびにG Suiteにログインする際に、Optimal Bizで管理されている端末かどうかを判定し、管理されている端末のみログインを許可する仕組み。これにより、適切なセキュリティが確保されていないような、企業の管理下にない端末からのアクセスを防止し、企業のセキュリティリスクを低減するという。現在、G SuiteについてはiOS/Windowsのみ制限でき、Androidは今後のバージョンアップで対応する。

　また、スマートデバイスにインストールできるデバイス証明書の発行サービスを提供。さらにAndroid端末向けには、管理者が指定したファイルを配信できる「ファイル配信管理」機能を提供する。管理者は配信スケジュールの設定、ならびに配信状況の把握を行えるほか、ファイル配信が未完了の端末に対して任意のタイミングで再配信を指示でき、管理者の作業負担を軽減するとした。

　なお、Optimal Bizの多機能化に伴い、操作手順が複雑になった管理画面を刷新している。各機能の設定画面へのアクセスを直感的にするため、導線を整理し、メニュー構造の改善を行ったとのこと。今後は、メニュー構造以外の改善も順次進めるとのことだ。