ニュース

オプティムのMDMサービス「Optimal Biz」、Android端末のキッティング効率を向上させる「ゼロタッチ登録」機能に対応

 株式会社オプティムは24日、モバイルデバイス管理(MDM)サービス「Optimal Biz」が、Googleの法人向け端末管理フレームワーク「Android Enterprise」の「ゼロタッチ登録」機能に対応したと発表した。これにより、Android端末のキッティング効率が向上し、従来よりも迅速な端末配備を実現可能になったという。

 ゼロタッチ登録では、対応した事業者から対応Android端末を購入することにより、端末の電源を入れてからわずかな操作を行うだけで、MDM/EMMクライアントなどの管理アプリを自動インストールしたり、必要な設定を自動で行ったりすることができる。

 導入時における管理アプリのダウンロードやインストール操作を省略でき、認証情報を入力するだけでMDMの管理下に置けるため、端末キッティング効率の向上が見込める点がメリット。また、端末の初期状態から設定が開始されるので、ユーザーが使い始める前に、端末を確実にMDMの管理下に置けるといった、セキュリティ面の効果もあるという。

 加えて、同機能を用いたキッティングでは、管理アプリは自動的にDevice Ownerとして動作することから、MDMのアンインストール抑止など、強力な管理機能が利用可能になる。

 なお、Optimal Bizにおいてゼロタッチ登録はすでに使用可能になっており、バージョンアップすることなく利用できるとのこと。ただし国内でゼロタッチ登録を利用するためには、ゼロタッチ登録対応の通信事業者に利用したい旨を伝えた上で、対応端末を購入する、といった手順が必要になる。

 また、端末側は工場出荷時状態画面からのセットアップが必要になるので、すでに端末を利用中のユーザーがゼロタッチ登録を使う場合には、新規端末を用意するか、端末を一度初期化する必要があるとした。