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ユニアデックス、VMware製品を用いた「教育委員会向けネットワーク分離ソリューション」

 ユニアデックス株式会社は18日、VMware製品と自社開発製品とでパッケージ化した「教育委員会向けネットワーク分離ソリューション」を、同日より提供開始すると発表した。
 自治体から導入がスタートしたネットワーク分離は、マルウェア被害の拡散などを防止する効果が認められ、一般企業や教育分野にも広がりつつある。今回提供する学校教育現場向けの「ネットワーク分離」では、成績情報などの機微情報を扱う校務系システムと、Web閲覧などの校務外部接続系システム、そして授業に利用する学習系システムの分離を行うことになる。

 今回提供するソリューションでは、データセンターに構築した校務系システムと学習系システムから、インターネットなどに接続する校務外部接続系システムを分離させた上で、教職員が校内のPCから仮想デスクトップを利用してそれぞれの環境の仮想端末に接続し、画面転送によってシステムを利用することになる。

 各システムから校内の教職員PCへは画面情報だけが転送されるので、万一システム側がマルウェアに感染してしまった場合でも被害の拡散を防止可能。また、ファイアウォールを仮想マシンごとに設定するマイクロセグメンテーションにより、システム内、システム間でのマルウェアの拡散を防止するとした。

 なお、仮想デスクトップ製品にはVMware Horizonを、マイクロセグメンテーションにはVMware NSXを採用している。