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アシスト、製品構成やオプション組み合わせを正確に判定する「AEDAN for コンフィギュレータ」を提供開始

 株式会社アシストは14日、ディシジョンオートメーションプラットフォーム「AEDAN(えいだん) ~ Ashisuto Enterprise Decision AutomatioN ~」の業務適用ソリューションとして、製品やサービスの構成、オプションとの組み合わせ検証を自動化する「AEDAN for コンフィギュレータ」ソリューションの提供を開始した。

 AEDANは、「企業のビジネスプロセスのデジタル化」と「人による判断の自動化」を実現するビジネスプラットフォーム。「AEDAN for コンフィギュレータ」は、AEDANを具体的な業務に適用したソリューションの第2弾となる。

「AEDAN for コンフィギュレータ」ソリューションイメージ

 「AEDAN for コンフィギュレータ」は、取り扱い製品やサービスのラインナップを拡大させている企業などにおいて、GUIで定義した構成や組み合わせのルールを基に、誤った製品やサービスの構成がなされないよう、構成判断を自動化するソリューション。ソリューションに含まれる推論型AIにより、構成の矛盾点や抜け漏れも瞬時に突き止める。

 ソリューションは、アシストが販売している米Progress Softwareの推論型ルールエンジン「Progress Corticon」と、アプレッソのデータ連携ツール「DataSpider Servista」、キヤノンITソリューションズのウェブアプリケーション自動生成ツール「Web Performer」で構成される。

 ソリューションの活用イメージとしては、まず見積条件の入力画面をWeb Performerを使って開発。このアプリケーション上で入力した見積条件を、Progress Corticonを使って、あらかじめ定義したルールに基づき、選択した商品や取引条件の妥当性や整合性をチェックする。見積対象商品の仕様が決まったら、Progress Corticonから基幹システムに結果を受け渡し、見積書を発行する。基幹システムとのデータの受け渡しやその間の変換・加工は、DataSpider Servistaが担う。

 「AEDAN for コンフィギュレータ」により、既存の基幹システムと併存しながら、改修コストや業務改善などの課題を解決し、正確な商品構成の見積構成チェックが可能になり、アシスト社内における実業務をもとに適用テストをしたところ、最大で75%の工数削減ができるとの検証結果が得られたとしている。