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キヤノンITS、ウェブアプリケーション自動生成ツールの新版「Web Performer V2.1」

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は5日、ウェブアプリケーション自動生成ツールの最新版となる「Web Performer V2.1」の販売を開始した。

 「Web Performer」は、プログラミング作業を行わずにウェブアプリケーションを自動生成する、業務用ウェブアプリケーション作成ツール。企業内の開発部門やSIベンダーなど、さまざまな分野の開発現場で700ライセンス以上の導入実績があるという。

 新バージョンでは、システム設計から開発までを自動化するための機能として、画面仕様ドキュメントを自動生成する機能を追加。設定したリポジトリ定義から、ウェブアプリケーションの画面仕様をドキュメントとして自動的に出力する。これにより、ドキュメントの作成工程が短縮でき、より開発やシステム利用者とのコミュニケーションに時間を割り当てることが可能になるとしている。

 また、大規模システム開発における標準化を支援する機能として、データ項目を一元管理できる「項目辞書機能」を追加。「項目辞書」に登録された項目から直接テーブルや画面の定義が行えるだけでなく、登録された項目を変更・修正することで定義の一括変更・修正が可能となり、定義の入力負荷を軽減する。

 製品の価格(税別)は、自社システム開発で利用可能な「Web Performerユーザライセンス」が360万円から(最小構成3ライセンス)、第三者向けシステム開発で利用可能な年間利用方式のSIベンダー向け「Web Performer SI開発ライセンス」が150万円から(最小構成2ライセンス)。

 キヤノンITSでは、Web Performerの機能を継続して拡張することで開発市場を広め、自動生成ツールによる開発の市場拡大を図っていき、2020年までに導入支援やシステム開発を含め50億円の売上を目指す。