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ユニリタ、サービス要求管理を効率化したクラウド型サービスデスク「LMIS on cloud Ver2.4」

 株式会社ユニリタは5日、クラウド型サービスデスク「LMIS on cloud」の新版「同 Ver2.4」を発表した。提供はすでに開始されている。

 LMIS on cloudは、サービスデスク機能を中心とするITサービス全体を適切に管理する仕組みを、クラウド上に構築したサービス。ITサービス管理のベストプラクティスを集めたフレームワーク「ITIL」に準拠しており、インシデント管理や問題管理をはじめとする、各ITILプロセスの管理機能を提供している。

 今回の新版では、ユーザーから受ける問い合わせのうち「サービス要求」を、インシデント管理プロセスにおける、障害対応などの問い合わせから独立したプロセスとして追加した。「サービス要求」をインシデント管理の1つとして処理した場合と比べ、ワークフロー処理がシンプルになる点がメリットで、ユーザーからの「パスワードリセット申請」や「スマートフォンの利用申請」などのサービス提供フローを、大幅に効率化できるという。

 なお、受け付けた内容によっては、インシデント管理や変更管理へエスカレーションすることも可能とのことだ。

 このほか今回は、承認経路表示機能の強化を実施し、セルフサービスポータルで起票された申請や問い合わせのフロー処理状況の可視化を実現。定義された承認ルートに、承認依頼状況、承認者、承認日時、承認進ちょくのステータスなどが表示されるようになる。

 さらに、フォーム一覧の表示方法が追加され、セルフサービスポータルの申請や、問い合わせフォーム一覧の表示方法として、従来のアイコン形式に加えてリスト形式に対応した。リスト形式の表示では折りたたみが可能になるため、アイコン形式と比べて目的の申請書フォームに素早くアクセスできるとしている。