ユニリタ、ITサービス管理クラウド「LMIS on cloud」にITサービス改修のプロジェクト管理機能を搭載

　株式会社ユニリタは13日、クラウド型ITサービス管理ツール「LMIS on cloud」において、プロジェクト管理機能を搭載した新版を提供開始すると発表した。

　「LMIS on cloud」は、サービスデスク機能を中心にITサービス全体を適切に管理する仕組みを、クラウドサービスとして提供するもの。ITILに準拠し、ITサービスの企画開発から運用までライフサイクル全体の管理を支援するなど、ITサービス管理に必要な機能と柔軟性を備えているほか、月額課金形式での提供となるため、初期費用と日々の運用コストを低く抑えられる点が特徴という。

　今回の新版では、ITサービスを改修するためのプロジェクト管理機能を追加した。従来のプロジェクト管理ツール単体では、改修プロジェクトのみの管理にとどまるのに対し、「LMIS on cloud」ではITサービスへの改修の依頼（変更管理）、改修の実施（プロジェクト管理）、改修の適用（リリース管理）がシームレスに連携し、情報を1つのツールに集約しての管理と共有が可能になったとのこと。

　具体的には、「LMIS on cloud」の変更管理プロセスおよびリリース管理プロセスを、プロジェクトとひも付けて管理できるので、変更の理由や依頼者・実施者、プロジェクトのステークホルダーの把握、見積もり予算とプロジェクト実施状況の比較などが容易に管理可能になる。

　また、スケジュールとコストにおける予定と実績、工数消費と達成度合いによる見込み状況を数値で表示できることに加え、予定を超過した、または超過しそうなプロジェクトやWBSをカラフルなアイコンで警告表示するため、一目で問題プロジェクトの所在が把握可能になるとした。

　さらにレポート機能を利用すれば、プロジェクト状況の一覧、課題管理、進ちょく報告などもレポートで共有・配信可能とのこと。