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Microsoftが6月の月例パッチ公開、悪用確認済みを含む多数の脆弱性を修正
2026年6月10日 15:05
日本マイクロソフト株式会社は10日、6月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開した。マイクロソフトではユーザーに対して、できるだけ早期に修正パッチを適用するよう呼びかけている。
今月の修正パッチの対象となるソフトウェアは、Windows、Remote Desktop client for Windows Desktop、Office、SharePoint、Exchange Server、.NET、Visual Studio、Dynamics 365、Azure、Microsoft Defender for Endpoint for Mac、Microsoft Malware Protection Engine。なお、Microsoft Edgeは月例セキュリティ更新プログラムとは別のタイミングでアップデートが行われている。
これらのうち、最大深刻度が4段階で最も高い“緊急”の脆弱性の修正が含まれるソフトウェアはWindows(Windows 11、Windows Server 2025/2022/2019/2016)、Office、SharePoint、Azure。修正パッチに含まれる脆弱性の件数はCVE番号ベースで206件、うち最大深刻度が“緊急”のものが38件。
今月のセキュリティ更新プログラムで修正した脆弱性のうち、「HTTP.sysのサービス拒否の脆弱性(CVE-2026-49160)」「Windows Collaborative Translation Framework(CTFMON)の特権昇格の脆弱性(CVE-2026-45586)」「Windows BitLockerセキュリティ機能バイパスの脆弱性(CVE-2026-50507)」「Windows BitLockerセキュリティ機能バイパスの脆弱性(CVE-2026-45585)」「Microsoft Exchange Serverのなりすましの脆弱性(CVE-2026-42897)」「Microsoft Defenderの特権の昇格の脆弱性(CVE-2026-41091)」「Microsoft Defenderのサービス拒否の脆弱性(CVE-2026-45498)」の7件については、更新プログラムの公開前に脆弱性の悪用や情報の一般への公開が確認されている。そのため、ユーザーには更新プログラムを早急に適用するよう呼びかけている。
また、「HTTP.sysのリモートでコードが実行される脆弱性(CVE-2026-47291)」「Windowsカーネルのリモートでコードが実行される脆弱性(CVE-2026-45657)」「DHCPクライアントサービスのリモートでコードが実行される脆弱性(CVE-2026-44815)」「Nuance PowerScribeのリモートでコードが実行される脆弱性(CVE-2026-26142)」「Azure Stack Edgeのリモートでコードが実行される脆弱性(CVE-2026-47643)」の5件は、CVSS基本値が9.8以上と高いスコアで、認証やユーザーの操作なしで悪用が可能な脆弱性となっている。更新プログラムの公開前に脆弱性情報の一般への公開や悪用は確認されていないが、脆弱性の特性を鑑み、企業組織には早急なリスク評価とセキュリティ更新プログラムの適用を推奨している。
