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グレープシティ、Salesforce向けバーコードコンポーネントの最新版を提供

バーコード読み取り機能付き専用スマホアプリを提供

 グレープシティ株式会社は15日、Salesforce専用バーコードコンポーネント「GrapeCity Barcode for Salesforce(以下、GrapeCity Barcode)」をアップグレードした。今回の更新では、これまでベータ版として提供していたバーコードの「読み取り機能」を強化し、モバイルアプリ(iOS/Android)での読み取りを実現した。

 GrapeCity Barcodeは、Salesforceプラットフォーム上で動作し、Salesforceに格納されているリード、取引先、商談、キャンペーンなどあらゆるオブジェクトのデータをバーコード化する、Salesforce専用のバーコードコンポーネント。生成したバーコードシンボルは、Lightning ExperienceやVisualforce、テラスカイ株式会社のSkyVisualEditorなど、Salesforce用の画面開発ツールなどで自由に利用できる。

 最新版では、バーコードの読み取り機能が付属した、Salesforce専用モバイルアプリの提供を開始。従来の読み取り機能は、バーコードをモバイルカメラで撮影し、画像にしてから値を読み取る方式だったが、専用アプリでは画像にする必要がなく、バーコードがカメラの視界に入るとすぐに値を読み取ることができるようになった。読み取ったデータはSalesforceプラットフォーム内で利用できる。

 これにより、たとえばSalesforceで管理している顧客のIDをQRコード化し展示会の招待状に印刷し、展示会当日にその招待状のQRコードを専用アプリで読み取ると、Salesforce内の顧客データの活動履歴に展示会への出席フラグを立てるといったカスタマイズが簡単に行える。さらに、専用アプリはバーコードの読み取り機能だけではなく、Salesforceが提供する標準のモバイルアプリ(Salesforceアプリ)と同等の機能を備えており、各種データの閲覧や入力も行える。

 GrapeCity Barcodeが生成・読み取りできるバーコードシンボルは、GS1データバーやJANコード、コンビニバーコード、QRコードなど20種類以上の規格に対応する。

 GrapeCity Barcode月額標準価格は1ユーザー900円(税別)。読み取り用のモバイルアプリはGoogle Play、App Storeから無料ダウンロードできる。