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グレープシティ、Salesforceアプリに手書き機能を追加できるコンポーネント「RayPen」を発売

 グレープシティ株式会社は12日、Salesforceに手書き入力機能を提供する「RayPen(レイペン)」を発売した。価格は1組織につき月額1万円(50ユーザーまで)。

 RayPenは、手書き機能をSalesforceアプリに追加できるコンポーネントで、現場の点検作業などで、作業完了報告書に顧客の受領サインが入ったデータをSalesforceで管理するといった業務アプリを簡単に作成できる。

 RayPenはLightning Platformで利用でき、数行のコードでRayPenの設定を記述するだけで、画面上に手書き領域を配置できる。作成したアプリをSalesforceのモバイルアプリ(旧称:Salesforce1)で実行すると1タップで手書き領域が表示され、指先やタッチペンなどで手書きができるようになる。

 記述された手書きの署名はイメージデータとしてSalesforceに保存され、Salesforce内の顧客データや案件データと手書きデータをひも付けることで、紙に直筆サインをもらうような業務をSalesforceで電子化できる。

 イメージデータは、オブジェクトの項目として使うことができ、Salesforceの他のアプリから任意の手書きデータを呼び出したり、帳票上に配置したりといったことが簡単に行える。Salesforce向け帳票アプリなどのAppExchange上で提供されているアプリと連携させることで、さまざまな業務アプリに手書きデータを活用できる。

 また、RayPenの発売に合わせて、グレープシティではこれまで「GrapeCity for Salesforce」として展開していたSalesforce用アプリの製品シリーズ名を「RayKit(レイキット)」に改め、リニューアルする。

 これにより、Salesforceにバーコード機能を提供する「GrapeCity Barcode for Salesforce」は「RayBarcode(レイバーコード)」に、SalesforceにExcelライクなUIを追加する「GrapeCity Spreadsheet for Salesforce」は「RaySheet(レイシート)」にそれぞれ名称が変更される。