NRI、SaaS型の特権ID管理サービス「Cloud Auditor by Access Check」

　NRIセキュアテクノロジーズ株式会社（NRIセキュア）は6日、クラウド上で利用できる特権ID管理ソリューション「Cloud Auditor by Access Check」を提供開始すると発表した。

　Cloud Auditor by Access Checkは、特権ID管理ソリューション「SecureCube/Access Check」の機能をSaaSとして提供するもの。ユーザー企業は、自社で管理サーバーを調達し、メンテナンスをする必要がなくなるほか、「特権IDの登録」と「アクセスログのモニタリング」の統制サービスを利用でき、ID登録、変更削除と言った面倒な運用から開放されるという。

　なお「アクセスログのモニタリング」は、ユーザー企業の要件に合わせたオプションサービスとして提供され、NRIのデータセンターで運用にかかわる統制業務を担ってきた、IT統制の専門家が行うとのこと。NRIセキュアでは、SSAE18、86号、SOC2など、さまざまな監査要件に応じたモニタリングの設計が可能としている。

　また、クラウドサービスの権限管理に対応している点も特徴で、サービス開始当初はAmazon Web Services（AWS）の権限管理をサポートする。なお、対応するクラウドは今後拡大する予定とのことだ。

　価格（税別）は、管理対象サーバーが10台以下の場合、基本料金が月額15万円から、モニタリングサービスが月額30万円から。