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NRIセキュアのアクセス制御ツール「SecureCube/Access Check」、IIJのクラウド環境に導入

 NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(以下、NRIセキュア)は22日、同社のアクセス制御・管理ツール「SecureCube/Access Check」が、株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)のオンプレミスおよびプライベートクラウド上にある約2万7000ノードの運用対象機器への社内アクセス管理に採用されたと発表した。

 IIJでは、2006年ごろから自社開発のゲートウェイシステムによるアクセス管理を行っていたが、近年ではシステムの老朽化に加え、顧客のアクセス制御への要求レベルの多様化、監査対応へのニーズなどから、より柔軟で効率の良い、新しいシステムへの移行を検討していた。また、システムの管理対象は約2万7000ノードにのぼることから、大規模なアクセス制御が可能なツールの選択が必要だった。

 IIJでは、こうした課題を解決する新たなアクセス管理ツールとして、NRIセキュアのSecureCube/Access Checkの採用を決定。2014年3月から社内への順次リリースを開始し、7月には旧システムを廃止して、移行を完了した。

 社内の案件担当者や運用担当者、24時間対応のオペレーションセンターといった、各部署と顧客の本番サーバーとの境界で、すべてのアクセスを集中的に管理し、ログ収集を実行することで、アクセス管理の品質向上だけでなく、監査精度の向上と管理の効率化を実現。今後はプライベートクラウドに加えて、パブリッククラウドへの利用拡大も検討していくとしている。

三柳 英樹