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ソフトバンク、Watsonを利用した2つのチャットボットサービスを販売

 ソフトバンク株式会社は4日、IBM Watson日本語版を活用する業務支援ソリューションのラインアップに、「CloudAI チャットボット」と「Third AI コンタクトセンターソリューション」を追加すると発表した。いずれも同日より販売を開始する。

 新サービスのうち「CloudAI チャットボット」は、さまざまなシステムと連携できるチャットボットサービスで、JBCC株式会社が開発したもの。IBM WatsonのAPIであるNLC(Natural Language Classifier:自然言語分類)を活用しており、FAQに加えて基幹・情報系システムや社内システムなどのさまざまなシステムから最適な回答を提示してくれる。

 また、インターフェイスにはワークスモバイルが提供するビジネスチャットサービス「LINE WORKS」を採用。コンシューマ向けのLINEと同じ操作で利用できるため、導入をスムーズに行えるとした。さらに、クラウドストレージサービスの「Box」とも連携可能になる予定。

 導入にあたっては、2カ月間の有償トライアル(環境構築、試験運用、AIに学習データ登録)後、本番運用となる。価格は、トライアルが100万円(税別)、本番運用が月額50万円(税別)からで、接続するデータベースにより別途費用が発生する。

 一方の「Third AI コンタクトセンターソリューション」は、LINEが提供する法人向けカスタマーサポートサービス「LINE カスタマーコネクト」に対応したチャットボットサービス。IBM WatsonのAPIであるConversation(会話)を活用し、質問を聞き返すなど複雑な会話を実現するという。開発は日本サード・パーティ株式会社。

 価格は、初期費用が100万円(税別)、本番運用費用が月額20万円(税別)から。別途、LINEカスタマーコネクトの利用料(月額25万円)が必要となる。