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IBM Watsonが最適な情報を回答、JBCCがLINE WORKS向けチャットボットサービスを提供

 JBCC株式会社は19日、運用付きクラウドサービス「俺のクラウド」において、コグニティブサービス「IBM Watson日本語版」を活用したチャットボットサービス「CloudAI チャットボット」を、同日より提供開始した。

 CloudAI チャットボットは、ワークスモバイルのビジネスチャット「LINE WORKS」向けに提供されるチャットボットサービス。ユーザーがLINE WORKSから欲しい情報を画面に問いかけると、CloudAIがWatsonのAPIの一つ「NLC(Natural Language Classifier)」を活用し、質問の意図を解釈して最適な情報を選び回答するという。

 回答のもとになるデータは、基幹/情報系システム、FAQなど、企業が持つさまざまなものを活用でき、例えば、営業担当が外出先から基幹システムで管理されている情報を入手したり、社内ヘルプデスクへの問い合わせ対応を自動化して業務の平準化や負荷の軽減につなげたり、といったことを実現可能とした。

 なお導入にあたっては、2カ月間の有償トライアル(環境構築、試験運用、AIに学習データ登録)後、本番運用となる。価格は、トライアルが100万円(税別)、本番運用が月額50万円(税別)からで、接続するデータベースにより別途費用が発生する。

 今後は、俺のクラウドで提供するCRM/SFAクラウドサービス「Cloud 戦略箱」や、クラウドストレージサービスの「Box」とも連携し、外出先から顧客・案件情報の取得、社内ファイルの検索といった機能も実現する予定とのこと。