ニュース

NTTデータ、仮想デスクトップサービス「BizXaaS Office」を全社3万人規模で導入

 株式会社NTTデータは10日、全社員および協働者約3万人の業務PC環境を、NTTデータの仮想デスクトップサービス「BizXaaS Office」を導入することでシンクライアント化し、リモートデスクトップ環境に移行すると発表した。

 NTTデータでは、2005年から本格的に育児・介護と仕事の両立を支援する取り組みなど、裁量労働やフレックスタイム制などの勤務時間制度を柔軟化するほか、テレワークやリモートアクセス環境整備など「時間と空間のフレキシビリティー」を高めるための制度・仕組みを整えてきた。

 さらに、昨今では改正個人情報保護法やマイナンバー制度への対応、標的型攻撃に代表される不正アクセスへの対策などが求められていることから、働き方改革と高いセキュリティ対策の双方を実現する手段として、「BizXaaS Office」を全社員が利用する業務環境に導入し、全面的にシンクライアント化する。

 2018年3月末をめどにNTTデータの全社員ならびに、当社拠点に常駐する業務委託先等の協働者、約3万名の業務パソコン環境をシンクライアント化し、リモートデスクトップ環境に移行する。

 導入は2015年7月から開始しており、2017年7月現在では約1.8万人に導入済みで、2018年3月末に約3万人へ導入完了見込み。

 NTTデータでは、自社の働き方改革における経験、ノウハウ、関連サービスを順次共有するとともに、顧客の働き方改革に貢献するべく、BizXaaS officeをはじめとするサービスのさらなる拡充と展開を図るとしている。