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ビジネスチャット「LINE WORKS」がアップデート、アンケート機能や正式版のボット開発用APIなどを提供

 ワークスモバイルジャパン株式会社(ワークスモバイル)は6日、ビジネスチャット「LINE WORKS」(旧称:Works Mobile)を強化し、「同 2.1」として提供すると発表した。全45項目のアップデートが行われているという。

 LINE WORKSは、LINEの兄弟会社であるワークスモバイルが開発している、法人向けのコミュニケーションツール。ビジネスチャットの「トーク」機能、掲示板で情報を共有できる「ホーム」機能、メール、カレンダーなどのグループウェア機能を搭載しているほか、LINEとほぼ共通した使いやすいインターフェイスを備えているので、特別な教育をすることなく、直感的に利用できる点も特徴という。

 今回の新版では、スマートフォンで簡単にアンケートの作成や回答を行える機能、チャットで業務システムを手軽に利用できる「トークBot API」の正式版などを追加している。

 このうちアンケート機能では、働き方改革に必要な社内の現状調査や災害時の安否確認など、9種類のテンプレートを用意。アンケートを自由にカスタマイズできるフリーフォームも用意されている。なお、アンケートの回答は自動集計され、CSV形式でも出力可能だ。

 トークBot APIは、LINE WORKSのトークで利用するボットを開発するためのAPIで、2016年9月にベータ版がリリースされていたが、今回正式版の提供となる。これを利用すると、特定のユーザーを指定してメッセージ送信を行ったり、システムからの一斉通知などに利用したりすることが可能。ワークスモバイルでは、営業日報の管理や店舗の在庫確認など、人手によって行っている煩雑な作業をボット化すれば、業務効率化につながると説明している。

 このほか、コア機能となる「トーク」では、ノートに投稿された内容を修正した時や、投稿にコメントが追加された時にチームメンバーに通知する機能や、トークの既読メンバーと未読メンバーを分けてリストに表示する機能を新たに搭載。また、画面を切り替えることなく、スマートフォンでチームメンバー全員の予定を簡単に確認できるグループビュー機能を、モバイル版アプリのカレンダーに追加している。