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LINE WORKSとADを連携させてID管理の一元化を支援、ユニアデックスがサービス提供

 ユニアデックス株式会社は18日、ワークスモバイルジャパン株式会社(以下、ワークスモバイル)のビジネスチャット「LINE WORKS」のアドオンサービスとして、「ユニアデックス LINE WORKS Active Directory連携サービス」を販売開始すると発表した。

 このサービスは、LINE WORKSと日本マイクロソフトのActive Directory(AD)とを連携させ、ユーザーID管理の一元化を支援するアドオンサービス。ADとLINE WORKSのユーザーIDを同期させる場合、ワークスモバイルが提供するAPIを用いて、独自に連携システムを開発・実装する必要があるが、このアドオンを利用すると、企業内のADユーザーの属性情報をLINE WORKSのユーザーIDと同期させ、1つのID/パスワードでの円滑なLINE WORKS利用を可能にするという。

 管理者にとっては、双方のIDとパスワードを一元管理できるため、ユーザーIDの更新・追加・削除などにかかる作業負荷を軽減可能なメリットがあるほか、AD上で行った組織変更や人事異動の情報もLINE WORKSと自動的に連携されるので、人事異動や組織改編に伴う管理者、LINE WORKS利用ユーザー双方の負荷を軽減できるとしている。

 なお企業内のADシステムは、企業ごとのセキュリティーポリシーや利用環境の制限により、オンプレミス型とクラウド型いずれのケースも存在することから、連携サービスのラインアップも、オンプレミス版とクラウド版の双方を用意した。

 クラウド版は、ユーザー企業の環境で利用中の社内AD、またはAzure ADで管理しているユーザー情報と組織情報をLINE WORKSに自動連携する、SaaS型のサービスとして提供される。価格は1万ユーザーの場合、月額100万円(税別)。

 一方のオンプレミス版は、ユーザー企業の環境で利用している社内ADにあわせ、ユーザー情報、組織情報などをカスタマイズしてLINE WORKSとの自動連携システムをユーザー環境内に構築し、利用・運用するサービスとなる。主に、AD情報をクラウド上に置きたくないユーザー向けに提供する。価格は、1万ユーザーの場合でライセンス費用が月額120万円(税別)、連携構築費用が70万円(税別)から。