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サッポロドラッグストアー、クラウド型コラボレーションサービス「Cisco Spark」で移動費用などを削減

 ネットワンシステムズ株式会社は30日、株式会社サッポロドラッグストアーが、シスコシステムズのクラウド型コラボレーションサービス「Cisco Spark」を採用したと発表した。同社では、4月より利用を開始している。

 サッポロドラッグストアーは、北海道を中心にドラッグストア182店・調剤薬局10店を運営する企業。従来は、隔月に1回の全社会議を本社がある札幌市の貸会議室などで実施していたが、店舗責任者が各地から集合するため、移動・出張に多くの時間とコストがかかっていたという。

 そこで、全社会議に加え、店舗間・本社間の小規模会議も効率化するため、コラボレーションツールの導入を決定。クラウド型のコラボレーションサービスであるCisco Sparkを導入した。

 これにより、全社会議をWeb会議で開催できるようになり、店舗責任者は移動することなく、各店舗や外出先から参加可能になった。また、店舗間や本社間の小規模会議ではビデオ会議を、また個別のやり取りはチャットを用いることで、場所を選ばずに迅速にコラボレーションできる環境を整備したとのこと。

 これにより、移動・出張にかかるコストや時間を大幅に削減。また、従業員の生産性向上およびワークライフバランス改善が進みつつあるほか、クラウドサービスとしての特長を生かし、迅速かつ初期投資なしでの導入を実現したとしている。

 なお、従業員にはスマートフォンを新たに貸与したとのことで、店舗内/外出先など状況に応じ、PCとスマートフォンを使い分けてCisco Sparkを活用できるようした。

 なお、ネットワンシステムズは提案に際し、ICTツールや人事制度など自社で実践している働き方改革のノウハウを提供。あわせて、Cisco Spark用のトライアルキットを提供して、現地でデモンストレーションを実施した。これによってサッポロドラッグストアーは、実際の業務への適応感を確認できたという。

 今後サッポロドラッグストアーは、本社や主要拠点でCisco Sparkと連携するビデオ会議端末の導入を検討するとのことだ。