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ビームス、可視光通信を活用したコンテンツ配信「FlowSign Light」を店舗イベントで利用

 富士通株式会社は9日、株式会社ビームスが、可視光通信を利用したコンテンツ配信サービス「FlowSign Light」をアウトレット店舗イベントで活用すると発表した。ビームスでは、FlowSign Lightと株式会社アスコンがデザインしたフォトフレームを組み合わせた、スマートデバイス用のフォトフレーム撮影サービスを6月12日~30日の期間限定で提供する。

 FlowSign Lightは、株式会社富士通研究所のLED情報伝達技術を用いて、LEDの光に情報を埋め込み、スマートフォンをその光に照射された対象物をかざすことで、ユーザーに情報が提供されるサービス。専用アプリをスマートフォンにダウンロードしたユーザーが、スマートフォンを対象物にかざすことで、直感的に関連情報を取得できるという。

 今回、サービスが提供されるのは、アウトレット店舗で行われる家族向けイベント「Let’s go out with Family」のうち、「ビームス アウトレット 木更津」「ビームス アウトレット 入間」の2店舗。

 全国から募集した、子どもが描いた絵を展示するウインドウ脇スペースに、FlowSign Light専用のLED照明を設置し、ID情報を埋め込んだ光を照射する。来店客は、スマートフォンにダウンロードした専用アプリのカメラ機能を起動してイベントスペースにかざすと、光に埋め込まれたID情報にひも付けられたフォトフレームが画面上に重畳表示され、フォトフレームとともに写真撮影を行える仕組みだ。

サービスの全体イメージ

 富士通では今後、フォトフレームのデザインを担当したアスコンと連携し、FlowSign Lightを活用したフォトフレーム撮影の仕組みを確立したい考え。また店舗サービスだけでなく、観光やイベントなどの幅広い分野でFlowSign Lightの利用拡大を目指すとしている。