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オープンソースの統合管理ツール「Hinemos」、監視サーバーのWindows版を提供

 NTTデータ先端技術式会社は1日、オープンソースの統合運用管理ソフトウェア「Hinemos(ヒネモス)」において、監視サーバーである「Hinemosマネージャー」のWindows版を販売開始した。

 Hinemosは、オープンソースソフトウェア(OSS)として開発されている統合運用管理ツール。管理対象のプラットフォームとして、Linux、Windows、UNIX(Solaris、HP-UX、AIX)といったOSや、Oracle Exadata Database Machine、IBM z Systems/Power Linux、SAP HANAなどのエンタープライズプラットフォーム、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureを初めとするさまざまなクラウドへの対応を拡充してきた。

 しかし従来は、監視サーバーであるHinemosマネージャーの動作プラットフォームがLinuxに限られており、Hinemosを導入するためには、1台以上のLinuxサーバーを用意する必要があったという。

 今回、HinemosマネージャーのWindows版を提供することにより、システムを構成しているサーバーがすべてWindowsの場合でも、Hinemosを導入可能になった。Hinemosのユーザーインターフェイスは、リッチクライアント、Webクライアントの両方に対応しているが、Linux版でもWindows版でも共通のインターフェイスで利用できることから、これまでLinux版マネージャーで利用していたユーザーも、簡単にWindows版へ移行できるとのこと。

 なお、HinemosマネージャーのLinux版では、Hinemosが使用する内部データベースにPostgreSQLを利用しているほか、ログをファイルやsyslogに出力するなど、Linuxプラットフォームに適したアーキテクチャとなっている。一方、Windows版では、内部データベースにSQL Serverを採用し、ログをWindowsイベントに出力するなど、Windowsユーザーが利用するのに適したアーキテクチャを採用している。

 Windows版Hinemosマネージャーもサブスクリプションモデルで提供され、価格はLinux版と同額の年額80万円(税別)から。NTTデータ先端技術では、年間で500本の販売を目指すとしている。

サブスクリプションパッケージ