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双日システムズ、商社向けとIT企業向けのERPパッケージ GRANDITを利用

月額サブスクリプション型のライセンスを用意

 双日システムズ株式会社は13日、商社向けERP製品「SojitzSys 商社ERP ver.1.0」と、IT企業向けERP製品「SojitzSys IT企業ERP ver.1.0」を発表した。いずれも、ERPパッケージ「GRANDIT」をベースに自社アドオンテンプレートを追加したもので、ライセンス買い取り型以外に、月額サブスクリプション型でも利用できる。提供開始は4月1日の予定。

 総合商社の情報システム会社である双日システムズでは、ERPを含めてさまざまなシステム開発に携わり、商社業務やIT企業の知識を深めてきた。これまでも、こうした経験・ノウハウを生かし、GRANDITをベースにしたアドオンテンプレートを提供してきたが、今回、「SojitzSys 商社ERP」「SojitzSys IT企業ERP」としてこれらを体系化した。いずれも、あらかじめ用意されたテンプレートやパラメータを用いて短期間で基幹業務システムの導入を実現できるという。

 SojitzSys 商社ERPでは、1つの伝票に対して複数の為替予約情報をひも付けて管理できるほか、複数の為替予約情報に基づいた決済までを実施可能。スポットレートの管理を厳密に行うため、レートマスタ内にTTS(輸入)、TTB(輸出)、TTM(評価替)の3つのレート情報を保有する機能も搭載する。さらに今回より、外貨建の支払EBデータを自動で作成できる機能も利用できる。

外貨建支払EBデータ作成機能

 一方のSojitzSys IT企業ERPでは、アライアンス製品の統合プロジェクト管理「PREGARE」を組み合わせ、さらにBI(ビジネスインテリジェンス)やSFA、勤怠管理システムなどとも連携を行える総合ソリューションとして提供可能。プログラム開発/インフラ構築、システム/インフラ保守・運用、ハードウェア、ソフトウェア販売(国内・海外)、サービス提供型ビジネス(サブスクリプションビジネス)など、多様な業務形態に適応できるとした。

 なお、顧客からのニーズに応え、両製品ともに月額サブスクリプション方式での支払い形態に対応している点も特徴とのこと。双日システムズは、今後3年間で15社からの受注を見込んでいる。