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リコー、複合機をクラウドサービスの入出力端末として活用する連携ソリューションの展開を強化

 株式会社リコーは5日、複合機をクラウドサービスの入出力端末として活用する複合機連携クラウドソリューションを、開発パートナーとの協業により展開を加速すると発表した。

 リコーでは、2016年5月にデジタルフルカラー複合機の中・高速クラスのラインアップを一新し、操作部に10.1インチWSVGA大型フルカラータッチパネル「MultiLink-Panel」を全モデルに搭載。このパネルから「RICOH アプリケーションサイト for MultiLink-Panel」に接続することで、各種アプリケーションを複合機に簡単にインストールでき、複合機をクラウドサービスの入出力端末として使うことができる。

複合機連携クラウドソリューションの展開イメージ

 リコーでは、複合機との連携ソフトウェアの開発・販売を支援する「Ricoh Developer Program」において、「RICOH SmartSDK」を提供するなど、クラウドサービスを提供するパートナーと連携したソリューション開発を強化。このプログラムを活用したクラウドソリューションの提供により、クラウドの世界とリアルなオフィスの世界との間を複合機が取り持ち、自由に情報交換を行うことが可能になるとしている。

 これまで、リコーではサイオステクノロジー株式会社、きりん株式会社、Boxなどのパートナーと連携してきたが、今回新たに株式会社コンカーと連携し、経費精算・管理を効率化する複合機連携クラウドソリューションを2017年2月から提供。さらに、提供するクラウドパートナーソリューションを順次拡大していく。