KDDI、IoTのシステム開発支援サービスと、IoT向け回線サービス「KDDI IoTコネクト Air」を提供開始

　KDDIは22日、法人向けのIoTクラウドサービス「KDDI IoTクラウド Creator」と、IoT向け回線サービス「KDDI IoTコネクト Air」の提供を開始した。

　KDDI IoTクラウド Creatorは、IoTビジネスにおけるシステムやアプリケーションの開発や構築、運用、改善といった作業を、KDDIがサポートするサービス。KDDIの開発チームが、顧客企業に必要な機能を絞り込んだシステムからスタートさせ、開発から評価、改善までの工程を最短2週間の周期で回転させるアジャイル開発手法により、企業のIoTビジネスをサポートする。

　また、これらの支援サービスのほか、対象アプリケーションの開発環境および利用環境を提供する基盤サービスも提供する。

　利用料金（税別）は、支援サービスが個別見積もり、基盤サービスは基本料が月額1万円、ゲートウェイ機器接続料が1台につき月額800円、メッセージ利用料が15万通未満で月額3000円、ストレージ利用料が1GB未満で月額3,000円など。

　KDDI IoTコネクト Airは、1日10円の基本料金や、1MBあたり0.2円からのデータ通信料など、IoTに特化した料金体系の回線サービス。株式会社ソラコムが提供する「SORACOM vConnec Core」をベースにして、ゲートウェイや通信モジュールのほか、タブレット端末に対応し、さまざまなIoTビジネスを簡単に始められる。

　KDDI IoTコネクト Airの料金（税別）は、契約事務手数料がSIMあたり1500円（送料込み）、基本料がSIMの利用中／休止中が1日10円、SIMの準備完了／利用中断中が1日5円、国内SMS通信料は送信が1回3円、受信が無料、国際SMS通信料は送信1回あたり100円。データ通信量は、速度クラス「s1.minimum（32K）」の場合で、上りが1MBあたり0.2円、下りが1MBあたり0.6円（午前2～6時の間は0.2円）など。