ソラコム、KDDI回線を用いたIoT向け回線サービスを提供　通信料は1MBあたり0.2円から

　KDDI株式会社と沖縄セルラー株式会社、株式会社ソラコムは9日、IoT向け回線サービス「SORACOM Air for セルラー plan-K」を提供開始すると発表した。ソラコムでは従来、NTTドコモ回線を利用したSIMを提供してきたが、このサービスではKDDIの4G LTE回線を利用したSIMを提供する。なお、2016年12月より提供中のIoT向け回線サービス「KDDI IoTコネクト Air」は、新規申し込みの受付を終了するとのこと。

　SORACOM Air for セルラー plan-Kは、KDDIの4G LTEネットワークを利用可能なIoT向け回線サービス。IoT通信プラットフォームのSORACOMに接続することで、回線管理、デバイス管理、クラウド連携、閉域網接続など、ソラコムが提供している、IoTシステム構築・運用で必要となるさまざまな機能を利用できるという。

　料金面では、1日単位の基本料金や1MB 0.2円からといった、IoTに特化したシンプルかつ安価な料金体系を採用。Webサイト上でSIMの申し込み、発行、管理を行えるため、柔軟な運用や設定変更に対応する。

　価格は、事務手数料がSIMあたり1500円、基本料が1日あたり10円（利用中断中は1日あたり5円）、国内SMS通信料が送信1回あたり3円～30円（受信時は無料）。データ通信料は、32kbpsの場合、上りが1MBあたり0.2円、下りが同0.6円となる。なお、SORACOMサービスの利用にあたっては別途契約が必要。